私の86感

86のある暮らし

消え逝く行き着け

私には、行き着けのガソリンスタンドがいくつかあったが、次々と潰れて行く。

私は、セルフのガソリンスタンドが苦手だ。

嫁等は、セルフの方が安いから迷わずセルフへ行く。

私は心の中で、

「安さではないのだよ。」

と呟く。

私は昔、シャコタンブギという漫画の登場人物でジュンちゃんに憧れた。

そして、その傍らにはガソリンスタンドで働くタクちゃんが居た。

ジュンちゃんが、走りに行く前にタクちゃんのガソリンスタンドでガソリンを入れて行く。その時の些細な遣り取りが、私は好きだった。

私は、ガソリンの値段を気にせず、私の中のタクちゃんを探しガソリンスタンドを転々とした。

しかし、そんな都合良く見つかるモノではなかった。

そんな中、近所の老夫婦が営むガソリンスタンドに行き着いた。

その老夫婦と車の話ではないが、些細な世間話ができるまでになっていた。

私は、そんな老夫婦との距離間をとても気に入っていた。

しかし先月、急に店を閉めると言い出した。

私の何故と言う問いかけに、老夫婦は昔程儲からない事、大手企業の圧力、貯蔵タンクの寿命等を答えた。

「寂しくなるなぁ。」

と言うと、老夫婦は

「長い間、ありがとね。」

また、新たなガソリンスタンドを探さなければ。

私が車に乗り出して、何回めだろうか?ガソリンスタンドを変えるのは。

フッと今まで、通い詰めたガソリンスタンドを思い出す。

それと同時に、いつまでガソリン車は日本で走り続けられるのだろうか?と意味の無い事を考えてしまう。

私は、マフラーから出る焼けたガソリンの匂いが好きだ。しかし、当然ながら電気自動車にはそれが無い。メーカーは、魅力溢れる電気自動車を作ってくれるのだろうか?

いつ頃からだろうか?自動車が只の移動手段に成り下がってしまったのは。

私の中で自問自答が、繰り返される。

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保安基準に適合?

前回熱海へ行った時、フロントガラスに飛び石を喰らった。

私は、内山にリペアの依頼をする。

その時内山は、

「今なら、車高落とせますよ!」

どういう事か、内山に説明される。

86の車高を落とすのに、ウインカー下部に黒いパネルを貼って、ウインカーの最低地上高を保つという手法だったが、前工場長が

「グレーだね。」

の一言で却下された。

今回工場長が変わり、新工場長も86に乗っておりこの手法で車高を落としている。

しかも、86GRMNもこの手法を採用しているらしい。

工場長が変わると、ルールも変わるのか?

世の中は、不条理だなっ。

私は、内山に車高下げを依頼した。

作業は、2日間かかるらしい。

作業前日の夜、内山は代車を用意して私の86を取りに来た。

今までは、内山のプリウスを代車として使用していたのだが、新車でプラドを購入してから代車を用意するようになった。

私の運転技術を信用していないのか?ゴールド免許所持者だぞ。

臆病な私は、内山に聞く事ができない。

代車は、CHRである。

私は、今売れているCHRに興味があった。これは、良い機会だ。

内山は、

「満タン返しで、お願いします。」

私は、内山の得意気な顔に悪意を感じた。

翌朝、CHRに乗り込む。

86に比べて乗り込みやすい。車高が高く視界が良く、利便性は遥かに86を上回る。

高速道路に乗ると、加速が悪い。

危うく、後方から来る車に突っ込まれそうになる。

これは、しばらく慣らしが必要だなっ。

しかし次の瞬間、私は感動を味わう。

何と、死角に入った車を検知しドアミラーで運転者に教えてくれる。

車の進化に驚きを隠せない。

私は、この車で事故る気がまるでしない。

オートマのお陰で、運転が楽過ぎてつまらない。

長い運転時間だと眠くなってしまう。

緊張感のある運転を心掛ける私には、不向きだと確信する。

まぁ、2日間の我慢だ。

そして2日目の夜、内山が86に乗って現れる。

内山の第一声、

「保安基準ギリギリまで、車高を落としましたよ。」

私は86に目をやると、気付かないレベルだった。

私は思わず

「ドコが?」

すると、内山はタイヤハウスとタイヤの間に指を入れて

「タイヤハウスとタイヤの間、指2本入らないですよ。」

と一生懸命にアピールする。

私もソコは気にしていたが、86を見て気付かないレベルでは仕方ないのだが。

内山君、小局ばかり見ないで大局を見ようよ。

と言いかけたが、一生懸命にアピールする内山君が哀れに見えたので止めた。

これは私の持論だが、人間25歳辺りを超えると良くも悪くも変われなくなる。それは、社会に出て5・6年で人は8割がた完成するからだ。周囲の影響が大きいと思われる。

私も気を付けて心掛けてはいるが、なかなか変われない。

心掛けてない人は、もっと変われない筈だ。

残念な内山を、私は見送った。

次の日会社へ乗り付けるが、予想通り誰一人として気付かない。

私の心は切なくなった。

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富士山世界遺産センター

以前テレビで観た富士山世界遺産センターの造形美に惚れ1度生で見てみたいと思い、休日家でのんびりしている嫁を連れ出し、富士に向かった。

前日、朝早くから月1の単車ツーリングからの夜は親友の鶴見と久しぶりの呑みであった。

あまりに楽しい宴だった為、時間を忘れてしまった。

当日朝起きると意外と早い時間だった為、シャワーを浴びながら自問自答を繰り返す。

行けるか、行けないかを。

風呂から上がると、嫁は出かける準備を終えていた。

私は出かける準備を終え、86に乗り込む。

私と86の調子を確認しながら、スマートインターへ向かう。

高速道路へ入ると後方から、物凄い勢いで走り迫って来る1台の青いワゴン車。

性格の悪い私は、警察に捕まってしまえば良いのに。と思ってしまう。

隣の嫁が、

「ホントにね。」

と珍しく私の意見に同意する。

どうやら、私の思いは口から溢れ出てしまっていたらしい。

日本平PAでトイレ休憩してると嫁は、

「お昼御飯、どうする?」

抜かりの無い私はこの時の為に、富士川在住の渡辺さんから情報を得ていた。

富士宮焼きそばで有名なうるおいていで食べよう。」

富士川SAのスマートインターを降りると、スマホアプリのナビを設定する。

そう私の86には、ナビやオーディオといった小洒落たモノは付いていない。

ナビで、うるおいてい付近に着くも見当たらない。コンビニの駐車場で、ネットで検索するとガッカリした。定休日が月曜日だった。

やれやれだぜ。

私は、富士山世界遺産センター付近で昼食を摂る事にした。

富士山世界遺産センターの向かいの、お土産屋兼食堂で昼食を摂る。

お昼時に客が1人も居ない事に、私は不安を隠せ無かった。

これも土産話になるだろうと、私は焼豚丼嫁は富士宮焼きそばを頼む。

食べ終わり土産物を拝見するも、私の欲するモノは見当たらない。

そして、富士山世界遺産センターへ向かう。

この建造物の造形美に、私は心を奪われる。

中に入ると、拝観料300円を支払う。

中はあまり期待していなかったが、意図も簡単に私の想像を覆す。

私はこの施設に未来を見た気がした。

次いでと言っては神様に怒られる気がするが、近くにある浅間神社まで、足を延ばす。

此方も期待を裏切らない見事な建造物だ。

最近流行っているらしいが、何処の寺社へ行ってもデカデカ朱字で御朱印の文字を見かける。

私も一昔前、御朱印を集めようと気に入った御朱印帳を探したが、限定で手に入れられなかった。

泣く泣く、御朱印集めを諦めた事を思い出される。

御朱印集めをしている人達の中で、どれ程の人達が意味を知っているのか疑問が残る。

そして嫁が、イオンの中にあるユニクロで買物がしたいと言い出した為、富士宮のイオンに寄る事に。

イオンの中を散策するも、相変わらず私の欲しいモノが置いてはいない。

嫁の買物を終えると、私達は富士宮を後にした。

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辛いカレー

私の職場では日曜日に仕事のある時、昼食はラーメンを食べに行く習慣がある。

そんなある日、職場の近くにカレー屋さんがあるから、次の日曜日出勤の時に食べに行こうという話になった。

辛いモノが苦手な私には、少々不安が募る。

そして次の日曜日出勤、カレーショップきしばたへ行く事になる。

流石は日曜日。並ばなければ店内に入れなかった。待つ事30分、ようやく食券を買い席に着けた。

私は、ドライカツカレー特盛を中辛で注文。この後、私は後悔する事になる。

私の前に現れたドライカツカレーは、結構なボリュームだ。ひと口食べると辛い。

ドライカレーとカレーのダブルで辛い。

何故、初めての店で辛さも確かめず特盛を頼んでしまったのか?調子に乗ってしまっていた。

そして、待ち時間に30分使ってしまった為、昼休みの時間が無い。

私は、ひたすらカレーを水で流し込む。

久しぶりに、辛い食事になった。

私は、次の休日に嫁をココに連れて来ようと思った。それは、嫁が辛いモノが好きで得意だからである。

翌休日、嫁を連れて再びカレーショップきしばたへ。

朝9時に家を出る予定だったが、私の寝坊で30分遅れる。私とした事が、何たる失態。

急いで準備をし、86に乗り込む。

暖機がてらコンビニに寄り、タバコを買う。

この時、嫁はハイボールを購入していた。

全くもって、懲りてない嫁に説教をする。

そして、取り敢えず出発する。

私は、まだ時間に余裕がある為150号線にて、目的地に向かう。1車線の為か、のんびりと運転する。

途中、トイレ休憩の為コンビニに寄ると嫁は酎ハイを購入。私は呆れて、沈黙する。嫁の話すら、上の空である。

途中、道を間違えながらも何とかカレーショップきしばたへ無事到着。

平日なのとお昼前という事なのか、すんなりと席に着く事が出来た。

私は、恥じらいも無く白米のカツカレー甘口を注文。嫁は、ドライチキンカツカレーを辛口で注文。

私は、甘口で十分だ。

嫁は辛口を頼むも、

「全然辛くない。でも、美味しい辛さだ。」

私は、辛さに美味い、不味いがあるなんて知らなかった。

そして、嫁をギャフンと言わせられなかった事に、とても残念だ。

カレーを平らげた後、吉田にある小山城に行こうとスマホにて検索するも、月曜日定休日とある。

城に定休日がある事に、私は呆れた。

この小山城、かの有名な武田信玄公の武田二十四将の一人、馬場信春が築城したのだ。

武田信玄公が海を手に入れていた事に、私は驚いた。とても、興味をそそられる。

嫁が飛行機を見たいという事で、静岡空港に向かう。

途中、心細い道になるも静岡空港に到着。

静岡空港の中に入っているカフェにて、パンケーキを注文。自分自身への御褒美だ。

展望台へ飛行機を見に行くも、飛行機の姿は無かった。静岡空港、大丈夫か?

今日は、散々な日だ。

私は帰路に着いた。f:id:hide0406:20190317131129j:image
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宿敵現る

1年ぐらい前、私の職場に異動して来た鈴木G長。

話しているうちに、自宅が近所である事が判明。

私は、プライベートまで監視されている様で嫌だったが、人物的には憎めない人柄だった為、いつの間にか仲良くなっていた。仲良くなっている気でいるのは、私だけなのかも知れないが。

私は、彼の所有する車を見て驚いた。

覆面パトカーと同じ車だったからだ。色まで一緒とは、畏れ入る。

度々帰りが一緒になるが、私の心中は穏やかでは無い。

私は、鈴木G長に

「いい加減、車替えて下さいよ~。生きた心地がしない。」

と進言するも、毎回笑顔で交わされる。困ったモノだ。

そんなある日の帰り道、会社を出て1個目の信号機で鈴木G長の乗るクラウンに出会す。

私は距離をとって走行するが、私のホームコースでもある地蔵峠で千切られそうになる。着いて行くのにいっぱいいっぱいだ。

こんな近くに、好敵手がいるとは!

灯台下暗しとは、よく言ったモノだ。

ココで千切られては、地蔵峠の白い閃光と謳われた私の沽券に関わる。

夜間だったが、条件は相手も一緒だ。言い訳にはならない。

私は、右へ左へハンドルを切りながらも、アクセルを踏み込む。

何とかクラウンのテールランプが消えなくて済んだ。私のプライドも保たれた。

そして、高速道路へ進入。

私は、出鼻から挫かれる。

彼にとって、ETCレーンなど関係ない。

アクセルも緩めず、ETCレーンに突っ込んで行く。

私が高速道路へ入ると、彼のクラウンの姿が既に無かった。

私はパトカーを気にしながらも、アクセルを踏み込む。

しばらく86を走らせると、彼の車か覆面パトカーか悩む私がいる。

全くもって、迷惑な話だ。

私は距離をとって警戒しながら、クラウンの背後に着く。

しばらく追走すると、前が詰まっている。

前方のクラウンは、赤灯も付けずに一般車線から抜きにかかる。

私の中で、クラウンが鈴木G長だと確信する。

私は、アクセルを踏み込む。

2台の車は、猛スピードで自宅まで走らせる。

なかなか良い走りをするではないか。クラウンも鈴木G長も。

久しぶりに、楽しい夜だった。

翌朝、鈴木G長も気付いていた様で。

その夜を境に、お互いの走りを認め合う様になった。

が、毎晩は勘弁願いたい。

命がいくつあっても足りない。

そう思わせる走りだった。

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いざ熱海城へ!

私は、車検後の86の調子を診る為に86で日帰り旅行に出かける事にした。

行き先は、熱海城だ。

コレには、理由があった。

職場の喫煙所にて煙草を吹かしていると、上司の森さんが煙草を吸いに喫煙所に入って来た。

どうやら、休日に熱海に行って来たらしい。

そんな森さんが、

熱海城、良かったよ。」

熱海城の存在を知らない私は、

「熱海に城あるんですか?」

と返答すると、森さんは

「城好きなくせに、熱海城も知らんのか?」

と、鬼の形相をし怒鳴りつける。

この時私は、決心する。

必ず熱海城へ行くと。

当日早朝、私がガソリンを入れている間、嫁はコンビニでハイボールを買っていた。朝から、ハイボールとは嫁には畏れ入る。ガソリンを満タンにし、熱海へ向かう。

助手席に嫁を乗せている為、安全に運転する。

熱海に近付くにつれ、嫁が酔いだす。

おいおい、勘弁してくれ。

伊豆縦貫道を降りると、急な勾配の下り坂が続く。

恐るべし熱海、こんなに険しい道のりだったとは!

私は、車もバイクも山道が嫌いだ。危険がたくさん転がっているからだ。周囲には好んで山道に行く輩がいるが、私には理解不能だ。

熱海に着く頃には、私の精神はズタボロになっていた。帰りの道のりの事を考えると、憂鬱になる。

熱海城が見えだすと、嫁のテンションが上がる。

私は、森さんから

熱海城へ行くなら、ロープウェイだ!」

と言われていた。

ロープウェイの乗り場を探すが、なかなか見つからない。しばらく熱海城付近を徘徊していると、ロープウェイ乗り場を発見。

私は、安堵した。

86を駐車場に停め、ロープウェイ乗り場でチケットを購入。次いでに、秘宝館のセットチケットを勧められ、嫁にどうするのか聞くと秘宝館へ行きたいとの事。

ロープウェイに乗ると、アナウンスで世界1短いロープウェイと紹介があった。しかも、後楽園ホテルが目の前にあり、熱海の景色がイマイチだった。

雨が降る中、熱海城を目指す。

アッと言う間に、熱海城に着く。

私の熱海城の感想は、方向性が見えない。

何処へ向かっているのだろうか?この城は、何でも有りだな。

ただ、一階の甲冑&日本刀の展示は楽しめた。私は、日本刀が大好きだ。とても、美しい。

隣の、トリックアート迷宮館へも足を運ぶ。

嫁が写真撮影のセンスが無い為、全然楽しめない。

そして秘宝館へ。

秘宝館は、久しぶりだった。

昭和の香りがする。

嫁はイメージと違ったらしく、眉間にシワが寄る。

ロープウェイに再度乗り帰って来ると、腹が減っていた。ロープウェイ乗り場の向かいの浜焼きの店に入る。

嫁の第一声が、

ハイボール、濃いめで!」

まったくコイツは!

私も呑みたかったが、飲酒運転になる為我慢。

私は、贅沢に海鮮丼、アラ汁、アワビのバター焼きを注文。嫁は、ハイボール、ホタテのバター焼き、唐揚げを注文。

熱海で唐揚げ?やれやれだぜ。

帰りに、また酷い山道を走る。今度は上り坂だ。坂道発進が苦手な私は、信号が赤にならないよう祈りながら走る。静岡市久能山東照宮へ86を走らせる。

嫁、助手席で爆睡。まるで、お姫様だなっ。静岡市に着くとイチゴ狩り通りは、全て閉店していた。

残念だ。

久能山東照宮へ着くと助手席の嫁を起こす。

私は、嫁に

「さぁ、登るぜ!」

雨で石段が濡れている為、クロックスの私は滑りやすい。

気を付けながら石段を登るも、振向くと嫁はかなり遅れをとっていた。

私よりも、9つも若いのに。

アッと言う間に、料金所に着いてしまう。

まだまだ私も、捨てたものではない。

嫁を待っていると、どうやら嫁は途中で吐いてしまったらしい。

私は嫁に、

「上で家康さんの遺骨があるから、謝ってくれ。」

と悟す。

全く、人の墓で吐くとは困ったモノだ。

登り切ると、雨は土砂降り。

お陰で、私と嫁はぐっしょりだ。

急いで86に乗り込み、帰路に着く。

途中、牧之原のSAに寄る。

嫁は、

「熱海は泊まりで来たいね。」

と言うが、私は行く前から気づいていた。日帰りは、キツい事に。

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平成最後の車検

私はかなり前から、車検の内容に悩まされていた。

2年間で、6万キロ近く86は走ってくれている。

車検の時ぐらいは、贅沢に奢ってやろうと思う。

全オイルの交換。ブレーキフルードは、dot5を選択。

前回サーキット走行をした時の帰り道、ブレーキを踏むとフワフワ感があった。

これが噂のフェード現象と言うヤツか?

純正はdot3。dot4とdot5の値段は、そんなに違わない。

そして、前から変えたかったシフトノブを交換する。ようやく、納得できるシフトノブを見つけた。トムスのシフトノブだ。

早速行き着けのディーラーに車検を出すも、ブレーキキャリパーの蛇腹が破れている為、車検を通さずに返される。

私の86は、一筋縄では行かない。

何故、キャリパーの蛇腹が破れているのか?謎であった。

私は、二昔前整備士をしていた。10年間車検整備をしたり検査をしていたが、キャリパーの蛇腹が破れている車は、10年前の車ぐらいだった。それも、軽く10万キロ越えの車が数台だけだった。

それから、10年以上経つ。

ブレーキの性能も、蛇腹の質も格段に向上している筈だ。

そして、もう一つ謎が

それは、保安基準に適合しない車両をお客に返却する事だ。店側の事情も分かるが、人としてどうだろうか?

日数を空けて再び車検に挑む。

無事、車検が通される。

私は、久しぶりにホッとした。

車検時、営業担当の内山に前々から気になっていた脱着式クイック リリース ステアリングボスが、車検対応なのか訊いてみると調べもせず、

「グレーですね。」

と返答してくる始末。

最近、私の周囲でやたらとグレーという言葉を聞くが、私はグレーという言葉が好きではない。

黒か白か、はっきりして欲しいモノだ。

己の無知を棚に上げて、グレー・グレーと連呼する。ネットという便利なモノが世間に普及されていて莫大な情報を簡単に調べる事ができるのにも関わらず、調べもせずグレーだと!どうかしてるぜ。内山!

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