TRDのセミバケットシート取付から帰って来た、私の86。
エンジンの調子がいまいち宜しくない。
カブってるのか?
最近86を新車で購入した池田さんに相談するも、解決の術も見つからない。
そんな職場の帰り道、悲劇が訪れた。
点いてはいけないエンジンチェックランプが点灯した。
初めての体験に、私の動揺は隠せない。
次の日、池田さんに故障診断を依頼する。
結果
リッチって事は、燃料が濃いのか?
私の86は、佐藤商会にてコンピュータを書き換えている為、簡単にディラーには出せない。
選択を誤れば、収拾がつかなくなる。
悩んだ末に、エアクリーナーを交換して様子を見る事にする。
私の86はエアクリーナーを交換してから、9万キロ走行しているが、1度もエアクリーナーを交換していない。私の記憶が確かならば、エアクリーナーは5万キロ毎の交換だったような?何の為に点検、車検に出しているのか?困惑する。
しかしこの時、悲劇が起こる。
エアクリーナーBOXが、割れてしまった。
私が未熟故に。
結果
厄年は終わったはずなのだが、厄年以上に厄が私に降り掛かる。
内山に早速LINEするも、この金額では相手にされない。
内山は、私の期待を裏切らない。
私は急を要する為、内山の店まで出向くとフロントの島津が
「内山さん、今日ずっと忙しそうでしたよ!」
と内山をフォローする声が!内山は仲間に恵まれてるなぁ〜と思い、私は島津に
「内山、今日何台売ったの?」
と尋ねると島津は間髪入れず
「0です。」
と。会社に効率を求められてる昨今、内山はサラリーマンとして生き残れるのか?私は、不安に思う。
まぁ、他人事なのだが。
壊した部品は在庫にあるらしく、入庫日が決まる。
入庫日当日、店に出向くと内山が満面の笑みで前日頼んでいたクラッチ交換の見積を手にして、出迎えて来れた。
86を預けて、早速クラッチ交換の見積に目を通す。
さすが内山、純正とTRDのクラッチ交換の見積だ。
内山は、値段の高いTRDのクラッチをグイグイ押してくる。
内山の商売人としての資質が問われる。
私の中では、純正かHKSのクラッチか悩んでいた。
もし、エンジンオーバーホールを行うならHKSのエンジンパーツを使用したいからだ。
私はエンジン、クラッチ等は、1つのメーカーで統一したいと考えている。
煙草を3本程吸い終わる頃、作業が終わる。
私の
「作業は完璧か?」
との問に内山は、満面の笑みで応える。
帰り道、安全運転をしていても実感できるレベルで私の86は絶好調になっていた。
私は正直、エアクリーナーエレメントを舐めていたトコがある。
おそらく、エンジンチェックランプは点灯しないだろう。
私は、これからエアクリーナーエレメントは5万キロ毎に交換する事を肝に銘じる。