とある休日に、嫁を誘って86でドライブに出掛けた。嫁は、仕事に病んでいた。息抜きが必要だと、私は察した。
さて、何処へ行こうか?
私は幼き頃から、城が大好きである。理由はたくさんあるが、大概旅行やドライブは城を絡める。
今回私が数ある城の中から選んだのは、岡崎城だった。
嫁には、行き先を告げず出掛ける準備をさせた。
私は、86にスーパーチャージャーを搭載してから、ガス欠にビビっている。
私の感覚では、ノーマルの車は貧乏ランプが点灯してから、大体100キロぐらいは走るだろうと思っている。それには私なりの理論があり、高速道路の給油箇所は大体50キロおきにあり、貧乏ランプが点灯してから、ガソリンスタンドを探して1回目を見逃しても、2回目で給油できるようにメーカーは考えてくれていると、勝手に思っている。確信はないが。
しかし、スーパーチャージャー&フューエルアップグレードを取り付けてセッティングを出した私の86には、最早その理論は通用しない。
私は86に嫁を乗せて、ガソリンスタンドへ向かった。勿論、ハイオク満タンだ。
そして、高速道路へ。
祝日だというのに、高速道路は空いていた。
が、こういう時に限って覆面パトカーに遭遇する事を私は知っている。
私は、ゴールド免許を所持している。ゴールド免許取得までの道程は、とても険しかった。故に、何としてもゴールド免許を死守しなければならない。
私は、苦労して得たモノ程大切にする傾向にある。
私は、安全運転に努めた。
岡崎城へ着く頃には、ものすごい猛暑になっていた。
岡崎公園でまず目に入ったのは、三河武士のやかた家康館だった。早速入館して驚いたのは、家康館と謳っているのにもかかわらず、平家物語関連が展示されていた。その先へ進んで行くと家康関連が展示されていた。体験コーナー等もあり主催者の気持ちが伝わる。贅沢を言えば、もう少しお土産物に力を入れて欲しかったのが残念だ。
家康館を出ると、徳川グレート家康&その仲間達と遭遇した。岡崎城を盛り上げる為に、暑い中頑張っていた。私は、その頑張りに応えるかの様に記念撮影をお願いした。徳川グレート家康さんは、心良く撮影に応じてくれた。徳川グレート家康さん達は、人気があるらしく追っかけの女子達までいた。
そして、奥へ進むと現れたのは岡崎城。
子供の頃、両親と来た時と雰囲気が違っていた。私の記憶違いかもしれないが。
入城すると徳川家康だけではなく、廃藩置県までの城主や岡崎の色々な出来事が資料で残されていた。
城の1階は冷房が効いていたが、上に上るに連れて暑さが増す。そして、帰り際に見かけたポスターにお城のスタンプラリーが記されていた。
「今年も、挑戦してみるか?」
そう嫁に告げた。
お昼も過ぎ暑さにも絶えられなくなり、避暑も兼ねて昼食をとりに辰巳へ。
私はここ数年、西へ旅や旅行に出かけると結構な頻度で辰巳へ寄る。
このお店は、単車のツーリングチームの仲間の一人が紹介してくれた。
私は、このお店でいつも旬定を頼む。とても美味である。
そして、明るいうちに帰路に着いた。