私の86感

86のある暮らし

少し高いエンジンオイルの効果

エンジンオイル交換時期が来た頃、内山にエンジンオイル交換の依頼をする。

すると内山は、忙しくて86を引き取りに行けない。来店してくれれば、エンジンオイル交換がすぐできる。と言う。

内山の勤務先は、私の自宅から10キロ南下した場所にある。

悩んだ末に、これから内山にエンジンオイル交換を依頼する事は辞めようと思い、若かりし頃お世話になっていたユニオンモータースに依頼する事にした。

このユニオンモータース、私が10代の頃車だけではなく色んな事でお世話になった。

ユニオンモータース、次期社長の智久君へ連絡する。私の記憶が確かならば、エンジンオイルはペンゾイルだった様な気がする。

私は、智久君に訊ねると今は別のメーカーのエンジンオイルを使っているとの事。

私は、今の近況を話した。何10年ぶりだろうか?智久君に連絡したのは。私を覚えていてくれた事に、私は感動した。

私は、86に今までより性能の良いエンジンオイルを入れたい旨を伝える。

そこで登場するのが、智久君の友達にして私の先輩になる強面の加藤さんだ。容姿とは異なり、話すととても気さくで優しい。今は、AUOTSPIELの代表取締役をしているらしい。主に、車のケミカル商品や油脂類を取り扱っているらしい。

智久君と加藤さん、昔と変わらず頼れる先輩として在り続けてくれている事に感謝する。

この何時迄も頼れる先輩として在り続ける事は、かなり難しい。私も、実感する時がある。尊敬に値する。

加藤さんに勧められるがままに、エンジンオイルが決まる。私の楽しみが、また1つ増える。

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私は昔から何事にも、変化を楽しむのが好きだ。

その為、86も私のカラーに変化していく。

変わらないのは、私の単車ぐらいである。

私の単車は、スゴロクで言うアガリのようなモノで、変化しなくても満足できるシロモノだ。

エンジンオイル交換当日、ユニオンモータースへ向かう。私は、久し振りのユニオンモータースをとても楽しみにしていた。

昔から変わらずの建物。10代にタイムスリップしたかの様だった。

事務所へ行くと、少し老けた社長と社長夫人が私を出迎えてくれた。社長は、相変わらず私を楽しませてくれる。智久君も変わらず優しかった。1番驚いたのは、末弟のタカが老けていた。私の中での彼は、中学生で時が止まっていた。

楽しく会話しながら、智久君とタカでエンジンオイル交換をしてくれた。私は智久君をとても信頼しているが、タカは全く信用していなかった。

不安が、募る。

最早、冒険するのと等しいレベルだ。

不安と闘いながら、実家へ向かう。走り出して直ぐに気付く。エンジンが元気になっている。この表現が正しいかは定かではないが、兎に角エンジンの調子が良く走る。

私は、エンジンオイルの交換で体感できるとは思っていなかった。

数日後、86に乗ると更に調子良くなっている気がする。エンジンオイルの事を舐めていた私は、悔い改める事になる。

智久君と加藤さんに心から感謝する。

これからエンジンオイル交換は、ユニオンモータースに任せようと思う。f:id:hide0406:20190811201508j:image