宮島へ向かう道中、二車線の追越し車線を走行中、何故か追越し車線を走る車達が、一般車線に移り出した。
私は、車線減少でもあるのかと思い一般車線へ移ろうとタイミングを図っていると、オービスが現れた!私は思わず、急ブレーキを踏む。オービスは光らなかったが、安心できない。私に、ゴールド免許を失うかもという不安が生まれてしまった。
宮島のフェリー乗り場に着いても、私はブルーだった。隣で爆睡している嫁をお越し、喫煙所で一服しトイレを済ます。
トイレから出て来て切符売り場へ行こうとすると、嫁が既に切符を購入していた。
「やるじゃないか。」
嫁を褒める。
フェリーに乗込み、宮島を目指す。
宮島に近付くと、厳島神社の鳥居が改修工事していた。私は、落胆する。
宮島に着くと、厳島神社を目指す!
途中、鹿が私達を歓迎してくれている。
奈良へ旅行に行った時、嫁は鹿を見てはしゃいでいたのに、今回は見向きもせず厳島神社を目指す。
御朱印収集に、夢中のようだ。
厳島神社に着くなり嫁は、御朱印を拝借しに行き急ぐ。オイオイ、世界遺産だぞ。
厳島神社、何処から見ても絵になる。
建造物に興味のある私は、とても惹かれるモノがある。どの様に造られたのか等色々と、妄想にふけてしまう。
御朱印を書かれている方が二人いて、老人の方が私好みの勢いのある御朱印を書かれている。
私の心を読んだのか?嫁は、老人の方へ並ぶ。私は仕方なく若人の方へ並ぶ。何て性格の悪い嫁だろうか。私は嫁が誕生日の為、心を鎮める。
気を取り直して、大願寺へ。
参拝を済ませ、御朱印を拝借しに行く。
「池田さん、寺も歪んでるよー。」
思わず、心の声が漏れそうになる。
続いて、明るい社会は合掌からの大聖院。
参拝を済ませ、御朱印を拝借。
とても気の良いオバちゃんが御朱印を書いてくれた。
暫く歩き、上を見上げると五重塔が見える。
私は、五重塔を目指し歩き始める。
豊国神社だ!
拝観料を百円払い中に入り、上を見上げる。
素晴らしい!
沢山の絵や杓文字が飾られている。嫁は、下ばかり見ているから気付かない。ヤレヤレ、私は嫁に上を見るよう促す。嫁も、感動しているようだった。
参拝を済ませ、御朱印を拝借しに行く。
ココからの景色は、見晴らしが良い。住みつきたくなるぐらいだ。
そして、今夜の宿。安芸グランドホテルを目指す。
宿に着くと、真先に風呂に入り疲れをとる。
そして、旨いビールと料理を平らげる。
そして、21時から露天貸切風呂だ!
私は、とても楽しみにしていた。しかし嫁は爆睡。
私は、1人で露天貸切風呂へ向かう。
途中、修学旅行に引率で来ていた先生がホテル付近の病院を捜していた。生徒が熱を出したらしい。
既に時計は、21時を指している。救急しかやっていないだろう。先生と熱を出した生徒がタクシーに乗り込む。
教師は、大変な職業だと思う。
露天貸切風呂は、別館にあるようだった。
露天風呂に入るのは、何十年ぶりだろうか。
私は至福の時を過ごす。癒される。
私の長い1日が終わる。