私の86感

86のある暮らし

池田さんに、無茶なお願い

1年点検後の翌朝、内山が言っていたタイヤの溝をチェックする。スリップサインが、顔を出していた。

コレは、マズい。直ぐに、タイヤ交換をしなければ!私は、夏のボーナスでタイヤ交換をしようと思っていたが、そんな呑気な事は言ってられない状況を知る。

しかも、2日後には86で姫路へ行く予定だ。できれば、旅行前にタイヤ交換をしたい。

私は会社で、御朱印収集家の池田さんにこの旨を伝えた。

すると、池田さんは即座に縁の深いタイヤ屋に連絡し、旅行前にタイヤ交換出来るよう段取りしてくれた。この時私は、池田さんがとても頼もしく思えた。初めて行くタイヤ屋の為、池田さんに同伴を頼むも心良く引き受けてくれた。なんて、善人なんだ。私は、心から昼飯を奢りたくなった。

当日、池田さんと午前10時に新東名上りの静岡SAで落ち合う約束をするも、私は大人の事情で遅刻してしまう。

池田さんは、タイヤ屋に電話して遅れてしまう事を謝っている。

私は、とても申し訳ない気持ちになる。

私は池田さんと、86で望月タイヤに向かう。

池田さんは、望月タイヤと30年の付き合いをしている。そんな長い付き合いができるタイヤ屋に、私はとても興味を持つ。

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望月タイヤへ着くと、池田さんはまた謝罪する。私も、続いて頭を垂れる。

望月タイヤは、嫌な顔をせず作業に取り掛かってくれる。とても、ありがたい。

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池田さんと、86の話しに花咲かせているとアッという間にタイヤ交換の作業が終わる。

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私は、この望月タイヤと長い付き合いがしたい為、2年後にまたタイヤ交換を頼む事を告げて、池田さんと望月タイヤを後にする。

そして池田さんに、サボテンにて豚カツを御馳走する。

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池田さん、ありがとう。

さぁ、午後から安心して姫路だ!