令和2年、厄年を終えた私は飛躍の年と信じ毎日を楽しく過ごしていた。
そんなある日、私は肺炎を患う。
私の生活習慣に、何か問題があるのか?疑問に思う。
世間では新型コロナウイルスが、猛威を奮っている。
私は新型コロナウイルスに感染していないが、皆に肺炎を患った事を告げると皆は口を揃えて
「新型?コロナ?国内初?タイムリーだね。」
と笑いを獲ろうとする。
そんな中、職場の小林さんだけは私の体を気遣う言葉をくれた。私は、そんな小林さんに一目置いている。
体が回復する頃、嫁の車が壊れる。
私は嫁と出逢った頃から、嫁の車は悲鳴を上げていた。嫁には、車の声が聞こえないのか?と疑問を思うも車に興味の無い嫁は、そのまま乗り続けた結果このタイミングで車は止まった。
1万円程度の出費で嫁の車が治る頃、私が警察に理不尽な理由で切符を切られる。
最近86に乗り換えたばかりの池田さんから頂いた、レーダーを付けたばかりだというのに。
私のゴールド免許がっ!
と感情的になるも、感謝に変わる。
捕まえてくれて、ありがとう。
捕まえてもらえなかったら、運転が横暴になり事故を起こしていたかもしれない。
最近の私は、とある人のお陰で不幸を感謝に変える力を手にしていた。
誤解を招く言い方をしたが、変な宗教等では無い。モノの捉え方を少し違う角度から見ると言う事だ。
しかし、今年はどうしても飛躍の年にしたい私は、困った時の神頼み。お祓いに行く事を決意する。
今までお祓いをして貰っている井伊谷宮にするのか?または別の寺社にするのか?ネットにて検索する。今年は、どうしても欲しい資格がある。運が悪かったでは済まされない。今は、何を差し置いても勉強だ。
そうだ!学問の神様菅原道真公だ。
確か、磐田市見付にあったような。
見附天神へ、86を走らせる。
超安全運転にて。
さすが暖冬の休日。白バイの数が、尋常ではない。
取り締まられてる車を見ると、先日の自分を思い出し切なくる。
そんな私を他所に、嫁は私を愚弄する。
私の中で殺意が芽生える頃、見附天神に辿り着く。
見附天神へは来た事がないが、隣のつつじ公園は悪しき思い出がある。
私は過去を振り返らず、見付天神を目指す。
見附天神を見て、ガッカリする。更に御朱印を見てガッカリする。
後に調べるとしっぺいは、見附天神が発祥らしい。
私は、合格祈願と家内安全をお願いする。
私達夫婦だけだった為か、井伊谷宮より丁寧な気がした。井伊谷宮より2,000円高いのだが。
お札と何故か梅干しを拝借する。
私は帰りも超安全運転に86を走らせる。