私はお盆休み最終日、自宅にてゆっくり過ごそうとしていた。が、嫁の一言で覆る。
「海が見たい!」
嫁は最近、仕事&家事&勉強を頑張っている。
良き息抜きになると思い、86のエンジンに火が入る。
私も受験生の為、出発は午後になる。
となると、見られる海は限られる。
とりあえず私の空腹を満たす事も考え、辰巳を目指す。
日本一高い気温を叩き出した浜松市。
私の86のエアコンも、全然効かない。
エアコンMAXなのに、何故か汗をかきながら86を運転している。
辰巳に着く頃、時計の針は1時を指していた。
店の駐車場はガラガラだった。迷わず入店するも満席だった為、直ぐに店を出る。
コロナウイルスがまだ収束していない為、真夏の暑い中、外の喫煙所にて順番を待つ。
数分経つと、先に案内される。
辰巳常連の私は、既にメニューは決まっていた。
あまりの美味しさに、直ぐに食べ終えてしまう。
嫁の食べ終わるのを待ち、店を出る。
海を見るにはまだ暑過ぎる為、伊良湖岬を目指す。
伊良湖岬への道のりは、私には少々退屈だ。
居眠りしそうな目を擦りながら、86を運転する。
伊良湖岬へ着くと、何故か嫁のテンション downしていた。
せっかく嫁の要望に応えて海に来ているのに、嫁はスマホゲームに勤しむ。
私はガッカリしながら、カキ氷を食べる。
カキ氷を食べ終わると、私は帰路に着く。
スマホゲームをやるなら、海に来なくてもいいじゃん!と私は思う。