私の86感

86のある暮らし

嫁の里帰り

突然嫁が、

「実家へ帰る。」

と言い出した。

私は、6月に義理の妹が結婚式を挙げる為

「結婚式の時に実家に行くのだから、わざわざ今月帰らなくてもいいじゃないか?」

と説得するも、嫁は譲らない。

嫁の実家は、自宅から120km程北上したトコにある。

嫁は仕事を休めず、日曜日の夕方からの出発になった。

私は十二分に睡眠を摂り、午前中用事を済ませガソリンスタンドへ向かう。

ガソリンスタンドの定員に、

「ハイオク満タン、カードで!」

ガソリンスタンドの定員は、

「窓を拭かせてもらっても良いですか?」

私は、

「お願いします。」

と。しかしガソリンスタンドの定員は、86の窓を拭く事は無かった。

私は心の中で、

「拭かないのだったら、聞くなよ。」

と思った。

ガソリンスタンドの定員が老人だった為、つい優しさが出てしまった。

嫁の実家へ帰る準備をして、自宅にて嫁待ちをしていると、眉間にシワを寄らせて帰って来た。

私は、眉間にシワを寄らせた嫁の顔が嫌いだ。注意すると、嫁は愚痴り出した。

やれやれだぜ。と思い、嫁の愚痴に付き合う。

そして、4時になる前に自宅を出た。

嫁は

「お土産に浜松餃子を買って行きたい。」

と言い出す。

私は、嫁の実家へ初めて行った時の事を思い出す。

初めて嫁の実家へ伺った時、私は手土産に極上の鰻を持参した。

しかし、義母には喜んでもらえなかった。

「前の彼氏は、メロン持って来たけどね。」

と言われる始末。

2度目の訪問時には、メロンを持参した。

箱に食べ頃の時期が書いてある事を告げるも、その前に食べられ、固くて美味しくない。と言われた。

3度目の訪問時には、嫁の意見を聞き有名どころの味噌饅頭を持参するも、誰も食べないからアンタが食べて行ってくれ。と言われた。

4度目の訪問時には、嫁に

「もう手土産はいいよ。」

と言われ、手ぶらで行くも義母に

「嫁を貰いに来て、手ぶらかよ。」

と言われる。

懐かしい思い出に浸る私がいた。

餃子を買い、嫁の実家へ向かう。

今回は、下道で行く事を選択する。

86に乗り始めてから、山道を走るのが楽しくなったのだ。

86とは、何と素晴らしいクルマなんだ。と改めて確信した。

私は、我を忘れて無邪気な子供の様に走った。

嫁の実家に着く頃、嫁は気持ち悪くなり気分がとても悪くなっていた。

私は、心の中で深く謝罪する。

そしてこの夜、久し振りに深酒をしてしまう。

私も、ストレスが溜まっているのだろう。

次の日、阿智村花桃を見に行こうと嫁に誘われ昼神へ向かう。

後を追うように、義妹夫婦が現れ一緒に昼飯を食べる。そこで、義妹が

「国道151号線で、スピード違反で捕まってゴールド免許を失った。帰り、気を付けてね。」

と言われ、私はビビり大人しく帰る事を決意する。f:id:hide0406:20190423224904j:image
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春の悩み

86を購入して4度目の春が来た。

毎年、この時期から秋あたりまでの期間、ある悩みに苛まされる。

それは、羽虫達である。

高速道路を走行すると、有り得ない数の羽虫達がフロントバンパーに死骸となってこびり付いている。

洗っても洗っても。羽虫達の死骸は増えるばかり。

私は、担当営業の内山に相談するも、いつもの苦笑いで逃げられてしまう。

何か、良い方法は無いものか?

ネットを検索するも、沢山の商品が出てきて悩む。何故なら、私は自分で洗車をしないからだ。

私が自ら洗車しない理由は、前回述べさせて貰ったように、新たな傷の発見が怖いからだ。

車は走る以上、必ず大小問わず傷が付いてしまうモノである。これは、致し方の無い事だ。

私はこれらの傷を見てしまうと、とてもテンションが下がってしまう。

ならば、都合の悪い現実は見ない方が良いと考えてしまう。

高速道路を多用する私にとって、羽虫達は天敵である。

誰か、この問題を解決できる人物が、私の前に現れる事を切に願う。

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GT-Rは別格

いつもの様に私は職場へ向かう為、通勤道路の東名高速道路をクルージングしていた。

袋井を過ぎた辺りだろうか、オレンジ色のスポーツカーが後続車にいた。

煽るわけでもなく、十分な車間距離を保ち紳士的な走りをしていた。

私は、このオレンジ色のスポーツカーが気になりルームミラーばかり気にしていた。

何と言うスポーツカーなんだろう?外車かな?などと呑気に妄想にふけていた。

私は、追越車線を走行していたのだが前方が詰まっている為、普段よりスローペースで走行していた。

走行しているうちに、三車線のS字に差し当たる。すると、前方の車が一般車線に寄り前方が開ける。

私は、ここぞとばかりにアクセルを開ける。スーパーチャージャーが唸る。

私は、この時の感覚が好きで86に乗っているのかもしれない。殺人的な加速で、S字を走り去って行く。が、この時信じられない光景を目の当たりにする。

何と、後続で紳士的な走りをしていたオレンジ色のスポーツカーが一般車線から、私の86をブチ抜いて行くではないか!まるで軽やかに。何事も無かったかのように。

去り際、嘲笑われたような気分にさせられた。私は、完全に油断していた。

ココでは、誰も私に付いてこれないだろうという私の天狗になった鼻をへし折られた。

そのオレンジ色のスポーツカーの正体は、現行型のGT-Rだった。

「国産最速は伊達じゃないって事か。」

私は、思わず口に出てしまった。

しかしS字のコーナーという事から、完全に私のドライビングテクニックの至らなさからの敗北だった。

私も、まだまだだなっ。

敗北感もあったが、GT-Rへの憧れの方が強かった。

私も機会があれば、所有してみたいモノだ。

私は、トヨタから次期発売となるスープラに非常に興味がある。

もし、ニュースープラに3枚ペダルが発売されたら、私は迷う事無く86からニュースープラへ乗り換えるだろう。

その時、このブログは終了になってしまうだろう。f:id:hide0406:20190415140858j:image

 

消え逝く行き着け

私には、行き着けのガソリンスタンドがいくつかあったが、次々と潰れて行く。

私は、セルフのガソリンスタンドが苦手だ。

嫁等は、セルフの方が安いから迷わずセルフへ行く。

私は心の中で、

「安さではないのだよ。」

と呟く。

私は昔、シャコタンブギという漫画の登場人物でジュンちゃんに憧れた。

そして、その傍らにはガソリンスタンドで働くタクちゃんが居た。

ジュンちゃんが、走りに行く前にタクちゃんのガソリンスタンドでガソリンを入れて行く。その時の些細な遣り取りが、私は好きだった。

私は、ガソリンの値段を気にせず、私の中のタクちゃんを探しガソリンスタンドを転々とした。

しかし、そんな都合良く見つかるモノではなかった。

そんな中、近所の老夫婦が営むガソリンスタンドに行き着いた。

その老夫婦と車の話ではないが、些細な世間話ができるまでになっていた。

私は、そんな老夫婦との距離間をとても気に入っていた。

しかし先月、急に店を閉めると言い出した。

私の何故と言う問いかけに、老夫婦は昔程儲からない事、大手企業の圧力、貯蔵タンクの寿命等を答えた。

「寂しくなるなぁ。」

と言うと、老夫婦は

「長い間、ありがとね。」

また、新たなガソリンスタンドを探さなければ。

私が車に乗り出して、何回めだろうか?ガソリンスタンドを変えるのは。

フッと今まで、通い詰めたガソリンスタンドを思い出す。

それと同時に、いつまでガソリン車は日本で走り続けられるのだろうか?と意味の無い事を考えてしまう。

私は、マフラーから出る焼けたガソリンの匂いが好きだ。しかし、当然ながら電気自動車にはそれが無い。メーカーは、魅力溢れる電気自動車を作ってくれるのだろうか?

いつ頃からだろうか?自動車が只の移動手段に成り下がってしまったのは。

私の中で自問自答が、繰り返される。

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保安基準に適合?

前回熱海へ行った時、フロントガラスに飛び石を喰らった。

私は、内山にリペアの依頼をする。

その時内山は、

「今なら、車高落とせますよ!」

どういう事か、内山に説明される。

86の車高を落とすのに、ウインカー下部に黒いパネルを貼って、ウインカーの最低地上高を保つという手法だったが、前工場長が

「グレーだね。」

の一言で却下された。

今回工場長が変わり、新工場長も86に乗っておりこの手法で車高を落としている。

しかも、86GRMNもこの手法を採用しているらしい。

工場長が変わると、ルールも変わるのか?

世の中は、不条理だなっ。

私は、内山に車高下げを依頼した。

作業は、2日間かかるらしい。

作業前日の夜、内山は代車を用意して私の86を取りに来た。

今までは、内山のプリウスを代車として使用していたのだが、新車でプラドを購入してから代車を用意するようになった。

私の運転技術を信用していないのか?ゴールド免許所持者だぞ。

臆病な私は、内山に聞く事ができない。

代車は、CHRである。

私は、今売れているCHRに興味があった。これは、良い機会だ。

内山は、

「満タン返しで、お願いします。」

私は、内山の得意気な顔に悪意を感じた。

翌朝、CHRに乗り込む。

86に比べて乗り込みやすい。車高が高く視界が良く、利便性は遥かに86を上回る。

高速道路に乗ると、加速が悪い。

危うく、後方から来る車に突っ込まれそうになる。

これは、しばらく慣らしが必要だなっ。

しかし次の瞬間、私は感動を味わう。

何と、死角に入った車を検知しドアミラーで運転者に教えてくれる。

車の進化に驚きを隠せない。

私は、この車で事故る気がまるでしない。

オートマのお陰で、運転が楽過ぎてつまらない。

長い運転時間だと眠くなってしまう。

緊張感のある運転を心掛ける私には、不向きだと確信する。

まぁ、2日間の我慢だ。

そして2日目の夜、内山が86に乗って現れる。

内山の第一声、

「保安基準ギリギリまで、車高を落としましたよ。」

私は86に目をやると、気付かないレベルだった。

私は思わず

「ドコが?」

すると、内山はタイヤハウスとタイヤの間に指を入れて

「タイヤハウスとタイヤの間、指2本入らないですよ。」

と一生懸命にアピールする。

私もソコは気にしていたが、86を見て気付かないレベルでは仕方ないのだが。

内山君、小局ばかり見ないで大局を見ようよ。

と言いかけたが、一生懸命にアピールする内山君が哀れに見えたので止めた。

これは私の持論だが、人間25歳辺りを超えると良くも悪くも変われなくなる。それは、社会に出て5・6年で人は8割がた完成するからだ。周囲の影響が大きいと思われる。

私も気を付けて心掛けてはいるが、なかなか変われない。

心掛けてない人は、もっと変われない筈だ。

残念な内山を、私は見送った。

次の日会社へ乗り付けるが、予想通り誰一人として気付かない。

私の心は切なくなった。

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富士山世界遺産センター

以前テレビで観た富士山世界遺産センターの造形美に惚れ1度生で見てみたいと思い、休日家でのんびりしている嫁を連れ出し、富士に向かった。

前日、朝早くから月1の単車ツーリングからの夜は親友の鶴見と久しぶりの呑みであった。

あまりに楽しい宴だった為、時間を忘れてしまった。

当日朝起きると意外と早い時間だった為、シャワーを浴びながら自問自答を繰り返す。

行けるか、行けないかを。

風呂から上がると、嫁は出かける準備を終えていた。

私は出かける準備を終え、86に乗り込む。

私と86の調子を確認しながら、スマートインターへ向かう。

高速道路へ入ると後方から、物凄い勢いで走り迫って来る1台の青いワゴン車。

性格の悪い私は、警察に捕まってしまえば良いのに。と思ってしまう。

隣の嫁が、

「ホントにね。」

と珍しく私の意見に同意する。

どうやら、私の思いは口から溢れ出てしまっていたらしい。

日本平PAでトイレ休憩してると嫁は、

「お昼御飯、どうする?」

抜かりの無い私はこの時の為に、富士川在住の渡辺さんから情報を得ていた。

富士宮焼きそばで有名なうるおいていで食べよう。」

富士川SAのスマートインターを降りると、スマホアプリのナビを設定する。

そう私の86には、ナビやオーディオといった小洒落たモノは付いていない。

ナビで、うるおいてい付近に着くも見当たらない。コンビニの駐車場で、ネットで検索するとガッカリした。定休日が月曜日だった。

やれやれだぜ。

私は、富士山世界遺産センター付近で昼食を摂る事にした。

富士山世界遺産センターの向かいの、お土産屋兼食堂で昼食を摂る。

お昼時に客が1人も居ない事に、私は不安を隠せ無かった。

これも土産話になるだろうと、私は焼豚丼嫁は富士宮焼きそばを頼む。

食べ終わり土産物を拝見するも、私の欲するモノは見当たらない。

そして、富士山世界遺産センターへ向かう。

この建造物の造形美に、私は心を奪われる。

中に入ると、拝観料300円を支払う。

中はあまり期待していなかったが、意図も簡単に私の想像を覆す。

私はこの施設に未来を見た気がした。

次いでと言っては神様に怒られる気がするが、近くにある浅間神社まで、足を延ばす。

此方も期待を裏切らない見事な建造物だ。

最近流行っているらしいが、何処の寺社へ行ってもデカデカ朱字で御朱印の文字を見かける。

私も一昔前、御朱印を集めようと気に入った御朱印帳を探したが、限定で手に入れられなかった。

泣く泣く、御朱印集めを諦めた事を思い出される。

御朱印集めをしている人達の中で、どれ程の人達が意味を知っているのか疑問が残る。

そして嫁が、イオンの中にあるユニクロで買物がしたいと言い出した為、富士宮のイオンに寄る事に。

イオンの中を散策するも、相変わらず私の欲しいモノが置いてはいない。

嫁の買物を終えると、私達は富士宮を後にした。

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辛いカレー

私の職場では日曜日に仕事のある時、昼食はラーメンを食べに行く習慣がある。

そんなある日、職場の近くにカレー屋さんがあるから、次の日曜日出勤の時に食べに行こうという話になった。

辛いモノが苦手な私には、少々不安が募る。

そして次の日曜日出勤、カレーショップきしばたへ行く事になる。

流石は日曜日。並ばなければ店内に入れなかった。待つ事30分、ようやく食券を買い席に着けた。

私は、ドライカツカレー特盛を中辛で注文。この後、私は後悔する事になる。

私の前に現れたドライカツカレーは、結構なボリュームだ。ひと口食べると辛い。

ドライカレーとカレーのダブルで辛い。

何故、初めての店で辛さも確かめず特盛を頼んでしまったのか?調子に乗ってしまっていた。

そして、待ち時間に30分使ってしまった為、昼休みの時間が無い。

私は、ひたすらカレーを水で流し込む。

久しぶりに、辛い食事になった。

私は、次の休日に嫁をココに連れて来ようと思った。それは、嫁が辛いモノが好きで得意だからである。

翌休日、嫁を連れて再びカレーショップきしばたへ。

朝9時に家を出る予定だったが、私の寝坊で30分遅れる。私とした事が、何たる失態。

急いで準備をし、86に乗り込む。

暖機がてらコンビニに寄り、タバコを買う。

この時、嫁はハイボールを購入していた。

全くもって、懲りてない嫁に説教をする。

そして、取り敢えず出発する。

私は、まだ時間に余裕がある為150号線にて、目的地に向かう。1車線の為か、のんびりと運転する。

途中、トイレ休憩の為コンビニに寄ると嫁は酎ハイを購入。私は呆れて、沈黙する。嫁の話すら、上の空である。

途中、道を間違えながらも何とかカレーショップきしばたへ無事到着。

平日なのとお昼前という事なのか、すんなりと席に着く事が出来た。

私は、恥じらいも無く白米のカツカレー甘口を注文。嫁は、ドライチキンカツカレーを辛口で注文。

私は、甘口で十分だ。

嫁は辛口を頼むも、

「全然辛くない。でも、美味しい辛さだ。」

私は、辛さに美味い、不味いがあるなんて知らなかった。

そして、嫁をギャフンと言わせられなかった事に、とても残念だ。

カレーを平らげた後、吉田にある小山城に行こうとスマホにて検索するも、月曜日定休日とある。

城に定休日がある事に、私は呆れた。

この小山城、かの有名な武田信玄公の武田二十四将の一人、馬場信春が築城したのだ。

武田信玄公が海を手に入れていた事に、私は驚いた。とても、興味をそそられる。

嫁が飛行機を見たいという事で、静岡空港に向かう。

途中、心細い道になるも静岡空港に到着。

静岡空港の中に入っているカフェにて、パンケーキを注文。自分自身への御褒美だ。

展望台へ飛行機を見に行くも、飛行機の姿は無かった。静岡空港、大丈夫か?

今日は、散々な日だ。

私は帰路に着いた。f:id:hide0406:20190317131129j:image
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