以前テレビで観た富士山世界遺産センターの造形美に惚れ1度生で見てみたいと思い、休日家でのんびりしている嫁を連れ出し、富士に向かった。
前日、朝早くから月1の単車ツーリングからの夜は親友の鶴見と久しぶりの呑みであった。
あまりに楽しい宴だった為、時間を忘れてしまった。
当日朝起きると意外と早い時間だった為、シャワーを浴びながら自問自答を繰り返す。
行けるか、行けないかを。
風呂から上がると、嫁は出かける準備を終えていた。
私は出かける準備を終え、86に乗り込む。
私と86の調子を確認しながら、スマートインターへ向かう。
高速道路へ入ると後方から、物凄い勢いで走り迫って来る1台の青いワゴン車。
性格の悪い私は、警察に捕まってしまえば良いのに。と思ってしまう。
隣の嫁が、
「ホントにね。」
と珍しく私の意見に同意する。
どうやら、私の思いは口から溢れ出てしまっていたらしい。
「お昼御飯、どうする?」
抜かりの無い私はこの時の為に、富士川在住の渡辺さんから情報を得ていた。
「富士宮焼きそばで有名なうるおいていで食べよう。」
富士川SAのスマートインターを降りると、スマホアプリのナビを設定する。
そう私の86には、ナビやオーディオといった小洒落たモノは付いていない。
ナビで、うるおいてい付近に着くも見当たらない。コンビニの駐車場で、ネットで検索するとガッカリした。定休日が月曜日だった。
やれやれだぜ。
私は、富士山世界遺産センター付近で昼食を摂る事にした。
富士山世界遺産センターの向かいの、お土産屋兼食堂で昼食を摂る。
お昼時に客が1人も居ない事に、私は不安を隠せ無かった。
これも土産話になるだろうと、私は焼豚丼嫁は富士宮焼きそばを頼む。
食べ終わり土産物を拝見するも、私の欲するモノは見当たらない。
そして、富士山世界遺産センターへ向かう。
この建造物の造形美に、私は心を奪われる。
中に入ると、拝観料300円を支払う。
中はあまり期待していなかったが、意図も簡単に私の想像を覆す。
私はこの施設に未来を見た気がした。
次いでと言っては神様に怒られる気がするが、近くにある浅間神社まで、足を延ばす。
此方も期待を裏切らない見事な建造物だ。
最近流行っているらしいが、何処の寺社へ行ってもデカデカ朱字で御朱印の文字を見かける。
私も一昔前、御朱印を集めようと気に入った御朱印帳を探したが、限定で手に入れられなかった。
泣く泣く、御朱印集めを諦めた事を思い出される。
御朱印集めをしている人達の中で、どれ程の人達が意味を知っているのか疑問が残る。
そして嫁が、イオンの中にあるユニクロで買物がしたいと言い出した為、富士宮のイオンに寄る事に。
イオンの中を散策するも、相変わらず私の欲しいモノが置いてはいない。
嫁の買物を終えると、私達は富士宮を後にした。